ラークオールの仕組み

天然毛積層構造で、圧迫感や痛みを感じることなく、姿勢が安定して寝返りが打ちやすい構造を成立

天然毛積層構造

天然毛積層構造には、「体圧分散性」と「支持性」という2つの性質があります。「体圧分散性」とは、寝具にかかる体圧を分散する機能です。「支持性」とは、身体の重みを支える機能です。マットレスには「体圧分散性」と「支持性」が必要になってきます。しかし、この2つを両立することは困難であるのが現状です。例えば、ウレタンなどの柔らかい素材は、体圧分散性には優れていますが、支持性には改善の余地があります。柔らかい素材は、身体が沈み込んで姿勢が不自然になり、寝返りが打ちにくくなるのです。また、ウレタン素材は、吸湿に富みますが、放湿に劣り、高温多湿である日本の夏季には蒸れて適しません。固綿などの固い中素材は支持性に優れますが、体圧分散性に改善の余地があり、圧迫感や痛みを感じるという問題が出てきます。

このような問題を解消するため、長さ60mm以下のウール状の天然毛と200mm以上のヘアー状の天然毛とを混綿し、カシミア、キャメル、ヤク、ホースの高級天然毛を使い、下層に行くに従って直径が太くなるような積層構造にしました。上層ほど、ヘアーの横方向の張りが弱くなるため、クッション性に富み柔らかく、下層ほどヘアーの横方向の張りが強くなるため、弾力が大きくなります。

このように積層構造にすることにより体圧分散性と支持性を両立して実現することができました。圧迫感や痛みを感じることなく、姿勢が安定して寝返りが打ちやすい構造が成立しているのです(特許出願中)。また使用している天然素材は混入した不純物を取り除き、清潔度を高め、日米欧などで国際特許が認められたイオン化技術で繊維を活性化してあります。


素材について
クッションユニット

マットレスの上層には天然高級毛をふんだんに使用しています。天然毛は、保温性、吸湿性、放湿性、透性に富むことが知られている素材。ウレタン素材のような、蒸れ感を感じることなく、寝床内の温度、湿度の安定化が促進されるのです。

カシミア(Cashmere)

カシミア(Cashmere)

良質のカシミアは寒暑の厳しい山岳地の自然環境の中に生息するカシミア山羊の中からしか得られないという制約があり、大変珍重されています。外毛の下には長さ2~3cmの大変滑らかでビロードのような光沢を持つ内毛(産毛)が密生しています。1頭から採取できる量は150~200g。カシミアの特徴は、独特のぬめり、柔らかさ、風合い、軽さ、保温性がずば抜けて優れている点です。衣服よりも体重という圧力がかかるマットレスにカシミアを使用すると、ピリング(摩擦によって生じる毛玉)が生じやすいという問題があります。そこで、その問題点を解消するために、カシミアの毛にヘアー状のキャメルの毛を混合する方法を用いました。この方法によって、キャメルのみを使用したマットレスよりもより柔らかく、保温性に優れたマットレスが出来上がりました。また、カシミアは羊毛に比べても極端に繊細であり、水の浸入が早いという特徴を持っているので、吸水性にも優れ、蒸れにくくなっています。


キャメル(Camel)

キャメル(Camel)

使用しているのは、モンゴル南ゴビ地方に放牧されているフタコブラクダの毛。夏の気候は45℃に達し、冬は氷点下40℃まで下がる厳しい自然環境に適応するため、その原毛は保温性・吸湿性・放湿性に優れています。毛は3~5月頃に脱毛し、寒くなる10月頃から生えてきて、真冬にはふさふさした状態になります。キャメル毛は、放湿性が羊毛よりも優れ、常に湿度40~50%の理想的な状態になる性質を持っています。就寝中における発汗は、掛け布団に30%、敷き布団に70%吸収されると言われています。従って、キャメルは敷き寝具として最も適した性質を持っていると言えます。このキャメルの毛をクッションユニットの上層に置くことで、放湿性が抜群で蒸れない、且つ暖かいマットレスが実現しました。


ヤク(Yak)

ヤク(Yak)

モンゴル奥地など海抜4,000m以上の高地や山岳地帯に生息し、放牧民の暮らしを古くより支えてきた、毛の長い牛科の動物ヤク。別名チベットカシミアとも言われるほど、そのウールは柔らかく繊細です。カシミアと見た目で区別するのは難しく、ヤクとカシミアを見分けるにはDNA鑑定が必要だという話もあるくらいです。ヤクのウールは、高級織物としても使用されています。一方、ヤクはロープや帽子に使用されるほど、長くて太くて丈夫なヘアーを持っています。寒冷な大陸性の気候の地に生息するヤクは寒気や乾燥に強く、その体毛は耐久性、保温性、吸湿・発散性に優れていることから、特に敷き寝具の素材として適していると言われています。この強いヘアーと繊細なウールを混合したヤクの天然毛をマットレスに用いることで、保温性と支持性、ヘタリにくさを両立したマットレスが出来上がりました。キャメルよりも繊維の太いヤクのヘアーをキャメルの下に用いることで、より身体をしっかりと支えてくれます。


ホース(Horse)

ホース(Horse)

ドイツ語圏では昔、「貴族は馬の毛のマットレスで、庶民は藁で」とも言われるほど、馬の毛はソファやマットレスをはじめ、高級車のシートのクッション等、古くから伝統ある高級素材として知られています。一頭の馬からとれる毛は微量で、非常に貴重な素材です。バイオリンの弦に使われるように強くしなやかで、何よりその長い毛が特徴的です。太く長い毛は、身体をしっかりと支える機能があります。支持性・耐久性にも優れ、湿度と温度の調整機能があり、通気性に優れて、弾力性が抜群に良いホースを贅沢にマットレスに敷き詰めたLarkowlは、身体をしっかりと支えます。



コアユニット

マットレスとしての厚みを出し、耐久性を高めるために、積層構造のポリエステル製芯材を採用しました。再生資源化が可能な素材を使用しています。結露を防ぐために、吸・放湿性の良い麻フェルトで芯材を包みました。

麻(Ramie)

麻(Ramie)

吸湿、発散、熱伝導、通気、耐久性など、日本のような高温多湿の環境での使用に適する天然素材。なかでも繊維のコシが強く、耐久性に優れた『ラミー』を使用しています。樹脂をまったく使用せずに丹念にフェルト化することで、へたりにくくなっています。ラミーは天然繊維の中で最高の強度を持っており、水に濡れると強度はさらに増すという特性があります。水分の吸収、特に放湿・発散性に優れているという特徴も持っています。


レイヤースプリング(layer springs)

ポリエステル I‐クッション(Polyester I-Cushion)

I-クッションは、イワタが考えるノンスプリングのポリエステルクッションのコンセプトを示す用語です。上下層に使用しているポリエステルは繊維方向が縦に、中層に使用しているポリエステルは方向が横になっています。湿気はこの縦と横の繊維の通り道を通り、外に逃げるという仕組みです。
また、イワタではマットレスの耐久試験機を導入し、8万回の圧縮試験を実施しています。様々な素材と構造の組み合わせを繰り返し検証した結果、快適な寝ごこちとともにへたりにくい強さが生まれました。
耐用年数経過後には、廃棄が困難だったスプリングマットレスと違い、I-クッションは回収して再生(復元処理化)、または再資源化も可能です。
コアユニットにポリエステルを使用しているので、従来のスプリングを使用したマットレスに比べて、軽くお手入れがしやすいという特徴もあります。


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